EDO-EPS工法(EPS工法)|土木資材 | カネカケンテック株式会社
  • お問合せの事例

1. EDO-EPS工法とEPS工法は何が違ますか?(官公庁様)
EPS開発機構では,1986年の創立以来、発泡スチロールブロックを用いた軽量盛土工法を「EPS工法」と呼称してきました。しかし、これらは一般呼称になりつつあり,最近ではEPS開発機構が関与しない軽量盛土工法も「EPS工法」と称している場合があります。
このような事態に、「EPS工法」と称しながらEPS開発機構の設計・施工体系に基づく工法かどうかの区別がつきにくいとのお叱りを再三頂戴いたしました。
そこで、EPS開発機構では上記のような混乱を解消し、皆様に安心して採用していただくために、2009年(平成21年)4月より、EPS開発機構の設計・施工体系に基づく軽量盛土工法を「EDO-EPS工法」という名称でご提供することにした次第です。
→ 「※ 発泡スチロール土木工法開発機構ホームページより引用
2. DX品とD品は何が違うのか?どのように使い分けるのですか?(官公庁様)
厳密にはDX品は押出法ポリスチレン(XPS)、D品はビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)で化学成分はほとんど同じですが、それぞれ製法や発泡剤などが少し違います。
EDO-EPS工法で使用する場合には、DX品はD品に比べて価格の割に高い強度をもつことから、輪荷重の影響を受けやすい路面付近や、高盛土や背面が急傾斜になっている盛土の下層部など比較的高強度を要求される部位に多く用いられます。所要強度を満足するようにD品とDX品を選定していきます。
3. EPS工法を技術提案方式で入札したいが技術提案のアイデアはありますか?(施工業者様)
入札前や工事受注後にもお問い合せを頂くことがあり、現場状況や設計条件に応じた様々なご提案をしております。
4. 道路ではなく嵩上げに使いたいが配置方法とEDO-EPSブロックの規格を教えて下さい(施工業者様)
供用時の荷重条件や過去の実績をもとに、様々な規格や形状、配置をご提案致します。
5. H形鋼を用いない簡易壁構造があると聞きました、内容を教えて下さい(設計者様)
近年、簡易壁タイプのEPS工法の実績が増えています。従来のようにH形鋼や壁面材をクレーンで吊る必要がなく、外壁を含めて人力で施工できるメリットがあります。どちらの構造にするかは、現場状況や設計条件を考慮した上で決定することが必要です。
6. 水位があるところでEDO-EPSを使たいが大丈夫ですか?(浮き上がらないのか)(設計者様)
EPSの超軽量性が裏目に出てしまうのが盛土の浮き上がりで、EDO-EPS工法の設計基準ではEPSの上載物として浮力の1.3倍のカウンターウエイトを置くよう規定されています。EPS盛土の浮き上がり対策として、EPSに発生する浮力を約60%カットできる浮力対策ブロック(FBD-20)のご検討をお勧めします。
7. EDO-EPS工法の設計・施工基準書が改訂されているが過年度の設計は問題ありませんか?(設計者様)
「EPS工法設計・施工基準書(案)」は2007年10月版から2014年11月版に改訂されています。したがって、旧基準書によって設計されたものについては着工時に新基準書での照査を行うことが必要と思われます。場合によっては、EDO-EPSブロックの規格の変更などが必要となることがありますのでご注意下さい。
8. 他の競合工法との比較、メリット、デメリットはどうなりますか?(設計者様)
同じ軽量盛土系ではFCB工法(気泡混合軽量土)、現場発泡ウレタン工法などがあります。FCB工法は通常、現場にプラントが必要で単位重量もEPSより大きくなる反面、大規模になると1m3当りのコストはEDO-EPS工法に比べて安くなる場合があります。ウレタン工法は単位重量はEPSとほぼ同じですが、強度が単一で施工中、雨に触れると品質が劣化します。いちがいにどの工法が最適ということはなく、設計条件や施工条件に応じて最適な工法を選定する必要があります。
  •     都度、お問合せ頂ければ現場条件に応じたご提案ができると考えております。
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